カイロプラクティックとは

簡単に説明すると

  • 約100年前にアメリカ人が行った手技によって始まった
  • 現在では世界80ヶ国以上で普及しており国連のWHO(世界保健機関)で認められている国際的ヘルスケア
  • 日本では公的資格ではなく、民間の学校、組織、団体がある
  • 主に背骨・骨盤の異常を手技によって矯正することで神経の働きを回復する治療法。様々なテクニック系統があり、カイロプラクティックといっても方法は様々。決してボキボキする事が目的ではない(結果的に鳴る場合はあります)。

カイロプラクティックの始まり

アメリカで約100年前(1895年)にアメリカ人のDDパーマー(ダニエル・デービッド・パーマー)医師によって創始された徒手療法・自然療法です。

パーマーの守衛を勤めていたハービー・リラードは17年間も耳を聞こえなくしていました。パーマーは彼を寝かせ脊柱を触診したところ、大きなこぶが脊柱上部にありこれが原因だと思いました。

そして大きな隆起を思い切り押してみたところ、大きな音と共に椎骨が動いた。椎骨が元の位置に戻ると、耳はまたたくまに以前と同じように聞こえるようになった。これをきっかけに、さらに二つ目の症例である心臓病に冒されている人を同じ方法で脊柱の変位した部位に押圧を加えてみたところ、心臓病がうそのように良くなっていった。

これらの症例に自信をもったD.D.パーマーは「あらゆる病気の95%は脊柱の椎骨のずれが原因である」と信じて疑わなかった。その後パーマーはカイロプラクティックスクールを開設した。これがカイロプラクティックの歴史的始まりです。

日本には川口三郎(かわぐち さぶろう)によって、1916年(大正5年)に初めて伝えられました。その後、かなりの数の日本人が米国へ留学しましたが一時途絶え、1961年、戦後初のカイロプラクター、竹谷内一愿(たけやち かずよし)がナショナル・カレッジ・オブ・カイロプラクティックを卒業し帰国しました。

その後、多くの日本人がアメリカでカイロプラクティックを学び帰国し日本へその理論と技術を伝えました。

カイロプラクティックの目的

骨格の歪み、特に背骨・骨盤の異常を手技によって矯正することで神経の働きを回復する治療法です。

すなわち人間の体を主にコントロールするのは脳から伝達される神経でありその働きがよくなれば、自然に人は症状の改善とともに健康になるという訳です。他に特徴的なのは、関節を微細に動かすなどをして関節の動きの正常異常を触診する方法を使います(モーションパルペーション)。

カイロプラクティックの普及状態

今日、世界80ヶ国以上に広まりアメリカやイギリスなど34の国と地域で法制化され、国連のWHO(世界保健機関)では鍼灸とならび認められている国際的ヘルスケアです。

発祥の地アメリカでは全州で法制化されており、Doctor of Chiropracticや呼ばれる公的資格である。大学教育での必須単位を取得した後に、アメリカやカナダにあるカイロプラクティック専門大学では、ドクター・オブ・カイロプラクティック (Doctor of Chiropractic)(D.C)職業学位(First professional degree)が取得できる。

日本ではカイロプラクティックは国家資格・公的資格ではなく民間資格です。よって日本にカイロプラクティック教育を公的に評価する機関は存在しません。数週間のセミナーを受けただけでも、誰でもカイロプラクターを名乗れますので、最低限2年制度の専門学校を卒業した方を選ぶと良いと思います。

しかしもちろん資格が全てではないです。例えば同じ資格を持っていても信頼され支持される方、されない方とわかれる場合も多いですよね。特に手技療法は行う人の人間性・センス・知識・努力などがとても重要になってきます。資格をとっても実際に臨床で効果を上げられるかどうかというのは、その方の卒業後の努力に大きく左右されると思います。

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